短所は、長所になり得る。組織チーム作りで大切な「見方」の話。

人の短所に目が向いていない?

組織を作る時、多くの指導者や管理者が陥りがちなことがあります。

「あれが出来ていない」「ここが足りない」——人の短所ばかりに目が向いてしまうことです。

氣持ちはわかります。出来ていないことが目につくのは、それだけ真剣に組織を良くしたいからです。しかし、短所にばかり目を向けていると、その人の本来の力を見落とすことになります。


短所は、長所になり得る

私が大切にしている考え方があります。

短所があるということは、それは長所になり得る。

慎重すぎる人は、リスク管理が得意かもしれない。自己主張が強い人は、チームを引っ張る力があるかもしれない。不器用な人は、誰よりも丁寧に物事に取り組む力があるかもしれない。

短所と長所は、表裏一体です。見方を変えるだけで、その人の持ち味が見えてくる。それをどう活かすかを考えるかが、組織作りの核心だと思っています。


いい意味で、他人に期待しない

もう一つ、大切にしていることがあります。

いい意味で、他人に期待しない。

これは、人を信頼しないということではありません。「自分の期待通りに動いてほしい」という期待を手放す、ということです。

期待が大きすぎると、出来ていないことばかりが目につきます。その人の現在地ではなく、自分の理想を見ている状態になってしまう。それでは、その人の長所は見えてきません。


最初から100点を目指さない

チーム作りにおいて、最初から完璧を求めないことが大切です。

妥協点を探すこと。どこまでを求め、どこは目をつぶるか。そのバランスを取ることが、組織を機能させる上で欠かせません。

100点を目指した結果、誰も動けなくなる組織より、60点でも全員が機能している組織の方が強い。現実的なバランスを取ることは、妥協ではなく、戦略です。


長所を活かす配置が、組織を機能させる

短所ではなく長所を見る。期待を手放す。妥協点を探す。

この三つが揃ったとき、組織は自然と機能し始めます。個々の力が噛み合い、全体として動き出す。それが、組織づくりの理想の姿だと思っています。

體の各部位が機能通りに動いてこそ、全体のパフォーマンスが引き出されるのと同じです。組織も、個々が機能することで、全体が動きます。

見方が変わると、人が変わる 組織が変わる


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