2026年度から、福井市の休日の中学校部活動が地域クラブへと移行しました。
ニュースで聞いていた話が、いよいよ現実になったという感覚があります。私は20代のころから、24年以上子どもたちの指導に携わってきて、男子中学生ソフトボールの監督として全国大会へも毎年出場していたからこそ、今回の変化を他人事として見ることができませんでした。
変わったのは「形」だけではない
部活動が地域クラブへ移行するとは、単に練習場所や担当者が変わるということではありません。「学校という枠を超えて、地域全体で子どもたちを育てる」という考え方そのものの転換だと私は思いました。
これはむしろ、良い変化だと感じています。
なぜなら、これまでの部活動では「専門外の種目を担当されている教員」が指導する場面も多いのが現実でした。教員の負担になるだけでなく、子どもたちにとっても、本当の意味での指導を受けられない構造になっていました。その構造が変わることによって、地域の専門的な指導者が関わることで、子どもたちの活動の質が上がる可能性があると思います。
最大の課題は、指導者の不足
ただし、現実は甘くありません。
福井市で受け皿になれる活動団体を調査したところ、当初290あると見込まれていた受け入れ先が、実際には95しかなかったという報告があるようです。種目によっては受け皿が1箇所しかないという状況にあるようです。
指導者が足りない。これが今、地域展開の最大の壁になっているのではないかと感じました。
「教え込む」指導では、體(からだ)は育たない
私が長年指導の中で大切にしてきたのは「教え込まない、氣づかせる」という考え方です。
技術を詰め込もうとすればするほど、子どもの體は固くなります。フォームを言葉で教えても、體が氣づいていなければ意味がありません。大切なのは、子ども自身が自分の體の状態を感じ取り、自然に動けるようになることです。
部活動の地域展開で求められるのも、技術を教えるだけの指導者ではなく、子どもの心と體と向き合える指導者ではないかと私は感じています。
地域の大人として、できることがある
體・研究所では、学校や地域クラブへの外部指導者としての関わりを始めているようです。
ソフトボール・野球をはじめ、多競技に対応でき、競技の枠を超えた日本人に合った「體の使い方」を伝えることが、私にできることだと考えています。
「うちのクラブに来てほしい」「一度話を聞いてみたい」という方は、まずはメールやLINEからお氣軽にどうぞ。

