「年齢のせい」にする前に、考えてほしいことがあります
大人になってから新しい動きを習得しようとすると、なかなか身につかないことがあります。「もう歳だから」「子どものころと違って覚えが悪くなった」——そう感じたことはないでしょうか。
でも、本当の原因は年齢ではないかもしれません。
新しいものが入らないのは、古いものが詰まっているから
それは、「断捨離ができなくなるから」という点です。
わかりやすく例えると、宗教を挙げます。長年信じてきたものがあり、それを「明日から別の宗教にします」と急に切り替えることは、かなり難しいことではないでしょうか。それだけ、積み重ねてきた「信念」は體と心に深く染みついています。
動きも、まったく同じです。長年かけて積み上げてきた動作パターンやクセは、脳と體にとって「正解」として刻み込まれています。そこへ新しい動きを入れようとしても、古いパターンが邪魔をして、なかなか上書きできないものです。
多くの人が陥る「足し算」の落とし穴
多くの人は、古いものを持ったまま新しいものを足そうとします。コーチに言われたことを、今までの動きの上に積み重ねようとする。だから體の中で矛盾が起きて、混乱してしまいます。
上達のためには、まず「手放すこと」が必要です。
これは、簡単なことではありません。長年の習慣を捨てることへの抵抗感は、誰にでもあります。でも、その抵抗感に気づいて、意識的に手放そうとできる人が、歳を重ねても確実に伸びていきます。
「できない」ではなく、「手放せていない」だけかもしれない
身につかないと感じた時、「自分には才能がない」「もう歳だから無理だ」と諦める前に、一度立ち止まって考えてみてください。
今の自分は、何を手放せていないでしょうか。その問いが、上達への入口となってきます。

