先日、ご縁があって、石川県の男子中学生野球部へ指導に行ってきました。
そこでお伝えしたのは、大きく分けて2つの動きです。皆に共通する機能的な動きと、個体差によってより機能的に動かしやすくなる動作です。
個体差の面白さと、土台の大切さ
選手たちと指導者の興味は、圧倒的に個体差の方に向きます。自分だけができる動き、自分だけができない動き。そういう発見の方が、単純に面白いからです。
ですが、本当に大切なのは土台となる、皆に共通する動作の方です。個体差は、その土台の上に成り立つものです。
個体差を知ると出てくる発見
個体差とは、例えば、自分に出来て他人には出来ない動き、その逆もまた同じです。これを知ると、競技者として自分に当てはめた時に、いろいろな発見が出てきます。
「たしかに、この動きの方がやりやすい」
「あたり前だと思っていたことが、他人にはできないことだった」
「こうやれと言われていたけど、出来なくてよかったんだ」
こうした発見は、選手自身が自分の體を知るきっかけになります。
指導者として大切にしていること
同時に、指導者としては、これを強要してはいけないということも、改めて認知することになります。個体差を無視して一律の動きを強いることは、怪我につながります。全員に同じフォームを当てはめるのではなく、その選手に合った動きを見極める必要があるのです。
実際に行ったこと
今回の指導では、次の順番で進めました。
- キャタピラ(共通機能)
- タイプチェックによる、個別の状況確認
- 最後に、動作の確認
指導者・選手ともに、個別の動作の違いには興味津々でした。ただ、ここで理解しておいていただきたいのは、個別の事案は、立位や神経の改善があってこそ意味を持つ、ということです。土台が整っていない状態で個体差だけを追いかけても、機能は発揮されません。
共通する動きという土台の上に、それぞれの個体差が乗る。この順番を、指導の中でも大切にしています。

